人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
FMCベリマークSC:(SP)ヘッダー
JA全中中央①PC
JA全中中央SP

【TPP差止】違憲訴訟の第1回口頭弁論  違法性を強く主張2015年9月10日

一覧へ

 TPP差止・違憲訴訟の第1回口頭弁論が9月7日、東京地方裁判所で開かれた。原告団から3人が意見陳述し、日本の国家主権、文化、社会機能、食の供給・安全、国民性までも破壊する危険性のあるTPPの交渉を差し止めるよう訴えた。

TPP交渉差止・違憲訴訟の会の報告集会(東京・霞が関の弁護士会館で) 訴訟は今年5月15日、原告1055名で提訴された第1次訴訟、8月25日、原告527名による第2次訴訟を受けたもの。地裁前には、傍聴券を求めて、開廷の1時間前から原告団のメンバーなど、250人近い人が並んだ。
 101号法廷で行われた口頭弁論では、日本医師会の前会長で原告団の代表である原中勝征氏が、日本の医療制度に与える影響について陳述。特に混合診療の導入による保険制度の形がい化の危険性を強調。「今後開発される高度な最先端医療はすべて自己負担となるだけでなく、従来の医療保険の適用範囲についても、適用外とされてしまい、貧富の差が受けられる医療の差に直結する医療格差が発生し、助かる命が助からなくなる」と述べた。
 立教大学教授の池住義憲氏は、東京基督教青年会(東京YMCA)などのNGOによるアジア・アフリカ・ラテンアメリカの公正と平和、地域開発のための活動の経験を踏まえ、TPPの被害者性とともに「途上国の人々への加害者性」を指摘。TPPが締結されると日本の食料輸入が増え、国際価格が高騰して、途上国が飢餓に陥る可能性がある。「私はこれ以上、加害者になりたくない。加害者にさせられたくない。国籍・民族を問わず、すべての人びとが、それぞれに平穏で平和のうちに生きることを希求し、活動する地域からを途絶してはならない」と述べた。
 また参議院議員の山本太郎氏は、TPPが安全な食料供給、国民皆保険制度の下で発展してきた平和で安全な医療を得る国民の権利を侵害することを強調。その上でTPP交渉の異常性を取り上げる。
「極端な秘密主義の下、国会を蚊帳の外において、国民の人権侵害を着々と進行させている。人権の最後の砦にふさわしい判決を」と訴えた。
   ◇   ◇
 「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」は、閉廷後、近くの弁護士会館で報告集会を開いた。11月16日午後2時半に開かれる第2回目、来年2月22日同の第3回目の口頭弁論に向けた取り組みの意思固めを行った。

(写真)TPP交渉差止・違憲訴訟の会の報告集会(東京・霞が関の弁護士会館で)

(関連記事)

難航課題解決の糸口見えず-TPP交渉 (15.09.08)

TPP違憲訴訟9月7日に口頭弁論 (15.09.02)

TPPで特別決議を採択-全中臨時総会 (15.08.17)

【TPP交渉と国内農業】重要品目も大幅譲歩か? 国会決議はどこに 輸入増加で大打撃 (15.08.07)

【TPP】交渉、報道通りなら「到底納得できず」全中会長 (15.08.03)

重要な記事

ヤンマーSP

最新の記事

DiSC:SP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る