【TPP】農産物、関税の現状維持品目は35%2015年10月22日
農林水産省は10月21日、TPP交渉で関税撤廃の例外とされた443品目の内訳を公表した。
TPP交渉では鉱工業品も含め9018品目のうち関税を残すことができた品目は443品目。そのすべてが農林水産物で2328品目のうち19%にあたる。関税撤廃率としては81%となるが、21日に農林水産省が公表したのはその443品目についての交渉結果の分類だ。
それによると▽税率を削減したもの=116、▽関税割当の枠内税率を削減、または撤廃したものの枠外税率は維持したなど、一部について税率が維持米されたもの=11、▽麦、乳製品などのように関税割当枠を新たに設定し、税率は維持されたもの=160、▽税率が維持されたもの=156となっている。
TPP交渉によって交渉以前と変わらず税率が維持されたのは156品目で関税を残す443品目の35%にとどまる。農林水産物2328品目に対してはわずか7%となった。
(関連記事)
・【TPP】コメ、育児用調製品など15品目を関税撤廃 (15.10.21)
・【TPP】重要5品目で174品目を関税撤廃 農水省 (2015.10.20)
・【TPP】合意内容の検証働きかけー奥野全中会長 (2015.10.16 )
・【TPP】JAしまねの萬代組合長「決議守れたか」と現場の声で迫る (2015.10.15 )
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日