畜産経営の所得伸びる 肥育牛除く全畜種で2015年12月4日
農水省調査
農水省が12月1日公表した平成26年農業経営統計調査によると、畜産個別経営の農業所得は、素牛価格の高騰した肥育牛を除き、全ての畜種で前年を上回った。
全国の酪農経営の1経営当たりの農業所得は833万円で、前年に比べて11.0%増えた。農業粗収益は4945万円で6.7%、農業経営費は4113万円で5.9%増えた。
肉用牛の農業所得は繁殖牛が266万円、肥育牛が671万で、それぞれ24.0 %の増、39.9%の減となった。粗収益は繁殖牛が929万円で10.3%増え、肥育牛経営は6227万円で、4.5%増えた。一方経営費はそれぞれ663万円、5556万円で、繁殖牛の5.6%増に対して、肥育牛は14.8%と大幅に増えた。
養豚経営は農業所得1416万円で79.0%の増。粗収益は7147万円で前年比12.0%増えた。経営費は5732万円で2.5%の増。採卵鶏経営は農業所得503万円で8.6%増えた。粗収益は5120万円で6.9%、経営費は4617万円で6.8%の増。ブロイラー養鶏経営は826万円の農業所得で24.9%の増。粗収益は1億1112万円で、4.3%の増だった。
(関連記事)
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