【TPP】2月22日に違憲訴訟第3回口頭弁論2016年2月19日
TPP交渉差止・違憲訴訟の第3回口頭弁論が2月22日に東京地裁で行われる。
TPP交渉差止・違憲訴訟の会(代表:原中勝征・日本医師会前会長)は1582名の原告を集め、昨年5月(第一次)と8月(第二次)に東京地裁に提訴した。その後9月、11月に口頭弁論が行われて2月22日が第3回となる。
午後2時30分から同地裁103法廷で開かれる。これに先立ち同会は午後1時30分から東京地裁正門前で集会を開く。2時から傍聴券の抽選券が配布される。
裁判報告集会は午後5時30分から衆議院第一議員会館大会議室で開かれる。
当日は原告として元外務省国際情報局長の孫崎享氏とNPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク事務局長の赤城智子氏が口頭弁論する予定。ただし、昨年11月の第2回口頭弁論で松本利幸裁判長は原告の口頭弁論を認めず、原告代理人(弁護団)のみに認めた。
これに対して原告弁護団の辻恵弁護士が「口頭弁論主義は裁判の常識」などと強く訴え、毎回の法廷で原告3人各10分間の意見陳述を保証することなどを求める訴訟進行に関する申し入れを行った経緯がある。これに対して松本裁判長は「今日は原告代理人のみ認める。次回以降は次回から考える」と弁護団の申し入れの扱いについて、前回の法廷では判断を避けた。22日の法廷でどう訴訟が進行するか注目される。
なお、当日は午後2時30分から衆議院第一議員会館大会議室で「TPPフォーラム:日本の農業と食の安全、協同組合の行方」(主催:公益財団法人生協総合研究所)が開かれる。海外からTPPの専門家を招く。講演は開発問題や南北問題を扱う国際連帯組織「サード・トレード・ネットワーク」のリーガル・アドバイザー憲シニアリサーチャーのサーニャ・リードスミス氏が「TPPが各国に与える影響」と題して講演する。その後、米国在住の弁護士・国際コンサルタントのトーマス・カトウ氏を招きパネルディスカッションを行う。
(関連記事)
・【シリーズ:TPPを考える】
・【TPP】全品目 関税撤廃対象-市民団体が協定分析 (16.02.09)
・TPPは憲法を破壊する 生活クラブ生協・千葉がTPP学習会 (16.02.05)
・【TPP】国会で審議と説明しっかりと-JA全中奥野会長 (16.02.05)
・【TPP】署名式に高鳥内閣府副大臣が出発 (16.02.03)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日