【台風10号】ブロイラー3万羽以上被害 岩手2016年9月6日
農水省は9月5日、台風10号による被害状況をまとめた。また岩手県庁でも被害状況を9月6日にまとめ、ブロイラー3万羽以上に被害があったことを報告した。
農水省は5日正午現在、農作物などについて、北海道・青森・岩手・宮城で6901ha、2000万円の被害があったことを公表した。また岩手県でブロイラーの斃死が3万3316羽、生乳が北海道で26t廃棄があった(被害額は調査中)。北海道・青森・岩手・宮城で農業用ハウスなどが2102件被害があり、北海道・岩手・宮城で畜舎などに187件被害があった。
◆岩手県庁発
岩手県によれば6日6時現在、農業施設でパイプハウスなどへの浸水などが171棟、農作物で水稲などに冠水や倒伏などが300.1haに被害があることがわかった。農地の畦畔崩落などが163箇所、水路法面崩壊などが78箇所あり、農地への土砂流入も発生している。
また家畜では、ブロイラーで土砂流入等による圧死などが3万4449羽、生乳で集荷不能などによる廃棄が93t、牧草ロール460個の流失があった。
農業施設、農作物などへの詳しい被害は次の通り。
◎農業施設
パイプハウスの破壊や浸水107棟、園芸栽培施設の倒壊8箇所、牛舎の浸水34棟、鶏舎の浸水・破壊14棟、堆肥舎の破損1棟、生乳加工施設の浸水1施設、産直施設の浸水6棟。
◎農作物など
水稲などの冠水・倒伏169.4ha、野菜などの冠水・倒伏・流出など49.7ha、花きの冠水・倒伏0.5ha、果樹の落果・倒木11.7ha、飼料用作物の冠水・倒伏67.2ha、工芸作物の冠水・倒伏1.6ha。
北海道庁の公表した台風10号の農業被害状況はこちらから。
(関連記事)
・【台風10号】北海道で農作物6300haに被害 (16.09.05)
・【台風10号】北海道・農作物4100ha超に被害(2日現在) (16.09.02)
・台風被害で緊急災害対策本部設置-農水省 (16.09.01)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日