「第1回日本オープンイノベーション大賞」受賞者発表2019年2月7日
農水省は2月5日、関係府省で主催する「第1回日本オープンイノベーション大賞」の農林水産大臣賞の受賞者を決定した。授賞式は3月5日、虎ノ門ヒルズで行われる。
同賞は、これまで企業、大学、公的研究機関などの産学官連携活動で大きな成果を収め、先導的な取り組みを行うなどした成功事例の功績を称え、産学官連携活動の更なる進展に寄与することを目的に実施されていた「産学官連携功労者表彰」を発展させたもの。
中でも農林水産業や関連産業振興に顕著な取り組みをした個人や団体に"農林水産大臣賞"が授与される。今回の受賞名は「宮崎県における産学官連携による公設試験場発ベンチャー企業"食の安全分析センター"の設立と残留農薬分析技術の社会実装」。宮崎県総合農業試験場が開発した残留農薬迅速分析技術を基盤に、島津製作所、大阪大学、神戸大学などとの共同研究で次世代型分析装置「超臨界流体抽出クロマトグラフ」を開発。分析受託機関「(一社)食の安全分析センター」を設立し、ISO準拠の迅速かつ低コストな分析技術を活用し、残留農薬や食品機能性の受託分析、GAP指導員有資格者の配置による指導などを通じて農産物の高付加価値化や輸出の促進に貢献した。
受賞者は、国立大学法人宮崎大学理事・副学長(食の安全分析センター代表理事・会長)水光正仁氏、宮崎県農政水産部長(食の安全分析センター理事・副会長)中田哲朗氏、(株)島津製作所つくば支店支店長(食の安全分析センター理事)山下洋司氏、(公財宮崎県産業振興機構理事長(食の安全分析センター理事)緒方哲氏、宮崎県総合農業試験場場長甲斐典男氏。
表彰式は3月5日、午後6時から東京港区の虎ノ門ヒルズ森タワー・4階ホールBで行われる。
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