野生イノシシにワクチンを検討-豚コレラ対策2019年2月20日
吉川農相は2月19日の記者会見で豚コレラ対策として野生イノシシにワクチンを使用する考えを示した。日本では経験がないが、欧州での知見などを収集し判断することにしており、吉川農相は「そんなに時間をかけられない」と話した。
欧州ではドイツやフランスの一部地域で豚コレラワクチンを餌に混ぜて、野生イノシシに与えたことがある。日本は経験がないが、豚コレラ対策の「オプションの1つ」(吉川農相)として検討している。
使用法や時期、回数、範囲、効果の測定法などについて情報収集し分析している。使用した場合のメリットやデメリットも整理し日本での応用について、早急に判断していくとしている。なお、野生イノシシにワクチンを接種しても、わが国が清浄国であるとの判断に影響はない。
※吉川大臣の「吉」は正式には異体字です。
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