食品の賞味期限表示でセミナー 農林水産省2019年3月13日
農林水産省は、4月16日に「効率的な食品流通に資する賞味期限の年月表示化に関するセミナー」を開催する。
飲食料品の物流においては、トラックドライバー不足等から物流費の高騰や輸送手段の確保が困難となる状況にあり、今後とも安定的に物流を確保するためには、トラック輸送への負担の軽減、物流の効率化を図ることが課題となっている。ドライバーの長時間労働の是正に向けて解決を図ることも必要となる。
こうした中で、食品の賞味期限の年月日表示は、食品の貨物の小ロット化及び食品の入出庫作業の非効率化につながっていると考えられている。
賞味期限を年月で表示することにより、これまで賞味期限をもとに配送・保管・陳列を日付管理していたものを、月別管理にすることが可能となる。これにより、食品の在庫管理及び入出庫管理の効率化、さらには物流の効率化による関係者の労働時間の縮減といった、働き方改革や低コスト化に資すると考えられる。また、仕入れ済み商品より賞味期限が前の商品の仕入れ拒否に伴う食品ロスを削減できる。
食品関連事業者の中には、すでに年月表示化に取り組んでいるところもあり、先行事例の紹介を通じて、多くの食品関連事業者が取り組むことができるよう、今回セミナーを開催する。
○開催日:2019年4月16日(火)
○会場:農林水産省本館7階共用第一会議室。
参加資格や申込方法など、詳細は効率的な食品流通に資する賞味期限の年月表示化に関するセミナーの開催及び参加者の募集について(農林水産省)で確認のこと。
(関連記事)
・消費者庁構想10年 食品安全行政の成果と課題でシンポ(18.10.29)
・食品表示は「見やすく、分かりやすく」 日本公庫(18.09.21)
・食料を円滑に供給するため食品表示基準を運用 北海道胆振東部地震(18.09.11)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日