アフリカ豚コレラ 韓国で発生2019年9月17日
農林水産省は9月17日、韓国でアフリカ豚コレラが発生したと公表した。
(2019年9月17日現在 農水省HPから)
※画像をクリックすると拡大して見られます(PDF)
農場は京畿道で北朝鮮との国境近くにある。韓国では豚、いのししの飼養頭数は約1127万頭とされる。
アフリカ豚コレラは現在、国内で発生している豚コレラとはまったく異なる「家畜伝染病」。ダニが媒介するほか、感染畜等との直接的な接触で感染が拡大する。発熱や全身の出血性病変が特徴で致死率は高い。ワクチンは開発されておらず、その他の治療法もないことから発生した場合、甚大な影響が出ることが懸念されており、海外からの侵入予防が重要になっている。
アジアでは昨年8月に中国で初めて発生した。その後、今年初めからアジアに広がり、ベトナム、モンゴル、カンボジア、香港、北朝鮮、ラオス、ミャンマー、フィリピンで発生している。
(関連記事)
・埼玉県で2例目を確認-豚コレラ国内43例に(19.09.17)
・イノシシからの感染 8割以上-豚コレラ(19.08.09)
・早期出荷を促進-豚コレラ対策(19.08.01)
・豚コレラ ネズミやハエが媒介の可能性-農水省検討会(19.05.22)
・豚コレラで防疫強化-JAグループ(19.04.02)
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