【豚コレラ】予防ワクチン 全国規模で-埼玉県知事が要望2019年10月8日
埼玉県は豚コレラの防疫指針改正について農林水産省に対して、「可能な限り広域的な予防的ワクチンの接種の実施」を求めると回答したと10月7日公表した。
農水省がまとめた改正防疫指針では、予防的ワクチンの接種について野生イノシシの豚コレラ感染や農場周辺の環境などをふまえて「ワクチン接種推奨地域」を設定するという地域限定の考え方に立つ。
この改正防疫指針について農相は国民への意見募集を7日まで行うとともに、知事に対して意見照会をした。これに対して埼玉県は豚コレラの発生予防をより確実にするためにも「可能な限り広域的な予防的ワクチンの接種」が必要だと回答、全国規模でワクチン接種すべきだとの考えを示した。
そのほか、ワクチン接種を行う家畜防疫員の確保や接種にかかる財政支援も求めた。また、ワクチン接種した豚のと畜場での取り扱いや豚肉流通で不利益を被らないための担保措置の実施や、養豚農家の支援策も必要だとしている。
埼玉県は同日、秩父市内で回収されたメスの死亡野生イノシシが豚コレラ陽性だったと発表した。県内での陽性例は5頭目となっている。
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