生産者の背中押す支援策を-水戸市長が農相に要請2019年10月24日
台風19号で浸水被害が発生に農業にも大きな影響が出ている茨城県水戸市の高橋靖市長が10月23日、農水省を訪れ江藤農相に緊急要望を行った。
台風19号で水没したハウス(水戸市平戸地区10月13日11時、水戸市役所提供)
水戸市は那珂川沿岸で広範囲に浸水被害が発生し多くの市民が被災。道路など公共施設でも甚大な被害が生じている。
また、市の農業地帯で浸水が発生したため農地、農作物、農業施設への被害も大きい。
高橋市長は農林水産業、商工業に対する支援、被災者の生活再建、災害廃棄物・土砂の処理に対する支援、激甚災害法に基づく復旧支援などを求めた。
緊急要望を渡す高橋水戸市長(写真中央)
とくにGI登録を取得し売り出しに力を入れようと栽培してきた「柔甘ねぎ(やわらかねぎ)」に大きな被害が出た。高橋市長は「落胆は大きいが、意欲ある生産者で若い方々も多い。背中を押す方法を国と県と市でしっかり考えて支援していきたい」と話した。
また、農業集落排水施設も被災したためその復旧支援も要望した。江藤農相は全力で支援に取り組むと話した。
(関連記事)
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