有機農業面積 3万ha超に 22年度に3700ha増2024年8月30日
農林水産省は有機農業の取組み面積が2022年度末に3万haを超えて3万300haになったと公表した。
これまでは1年に1400ha程度の増加ペースだったが、2022年度は対前年度比14%増となる3700ha増えた。
農水省がみどり戦略を策定したのは2021年5月。21年度の補正予算からみどり戦略交付金などが措置されたことから「22年度は政策効果が反映された初年度となった」とみる。
増加した3700haのうち牧草地が3000haを占め、田は250ha、畑は200haだという。
全耕地面積に占める有機農業の割合は0.7%。みどり戦略では2050年に25%まで拡大する目標を掲げている。農水省は「2050年に向けてはまだ道のりが遠いが、2030年目標の6万3000haには年4000ha増のペースで伸びていけば達成できる」としており、「新しく有機農業を始める人や、さらに規模を拡大していこうという人をしっかり後押ししていきたい」と話す。
3万300haのうち有機JAS認証を取得している農地は1万8837ha、有機JASは取得していないが国際水準並みの有機農業が行われている農地は1万1466haとなっている。
また、地域ぐるみで有機農業を実践する「オーガニックビレッジ」は今年8月時点で45道府県129市町村まで拡大している。2025年に100市町村という目標を前倒しで達成しており、2030年までに200市町村への拡大をめざす。
学校給食で有機食品を利用している市町村は2020年度123、21年度137、22年度193と拡大している。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日