農政:緊急企画:許すな!日本農業を売り渡す屈辱交渉
世界の流れに逆行【八木岡努・JA水戸代表理事組合長(茨城県)】2018年10月10日
日米のTAGはまったくのごまかしだ。懸念していた通りになった。先週、スペイン、イギリスの農業をみてきたが、強く感じたことは、ヨーロッパでは大規模経営、輸出重点の農業から家族経営、オーガニック農業など、農業のあり方を根本的に考え直そうという流れになっていることだった。
もう一つ、食料と国の安全保障の観点から、安全な食料を確保するため、さまざまな規制を強めている。日本政府はアメリカと二国間交渉で農薬や遺伝子組み換え食品の規制緩和を進めようとしており、世界の流れに逆行している。
果たして輸入食品で安全性が担保できるのか疑問だ。日本でも地産地消で安全な食品へのニーズは高まっている。果たして輸入食品の安全性が担保できるのか、疑問である。国の食料はどうあるべきか。JAグループが呼びかけて議論を起こし、国民的なコンセンサスを確立すべきときではないか。
(関連記事)
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