ジャガイモシロシストセンチュウへの農薬登録取得 土壌くん蒸剤「D-D剤」2016年10月6日
1,3-D技術協議会は、10月5日、土壌くん蒸剤「D-D剤」が、ジャガイモシロシストセンチュウに対応する農薬登録を取得し、バレイショへの使用が可能になったと発表した。
ジャガイモシロシストセンチュウは、バレイショなどナス科の植物に寄生する線虫で、2015年8月に、北海道で国内初となる発生が確認された。根に侵入し寄生植物の生育を阻害。作物が枯れ死するために、収穫量が著しく低下する。
これまで有効な防除法がなかったことから、農水省と北海道はD-D剤(有効成分:1,3-D)と対抗植物を使用して、ジャガイモシロシストセンチュウの根絶をはかるためにD-D剤の農薬登録を検討してきたが、今回その取得ができたということだ。
土壌くん蒸剤「D-D剤」は、「D-D」「DC油剤」「テロン」「旭D-D」などの商品名で、アグロカネショウ(株)、(株)エス・ディー・エス、バイオテック、ダウ・ケミカル日本(株)から販売されている。
なお、1,3-D技術協議会は、上記各社に鹿島ケミカル(株)が加わった協議会のこと。
(関連記事)
・発生ほ場を土壌消毒 ジャガイモシロシストセンチュウ 北海道 (16.09.08)
・ジャガイモシロシストセンチュウを初確認-農水省 (15.08.20)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日