新殺菌剤が欧州で承認取得 BASF2019年3月15日
BASF(独)は、新規殺菌剤「Revysol(R)(レヴィソル)」が欧州で承認を取得したことを発表した。
レヴィソルは、市場に導入される最初のイソプロパノール-アゾールの殺菌剤。
農業生産者は、増加する耐性菌に対処できる製品数が少ないなど、農場を管理するうえで多くの課題に直面している。これは、規制が強化されていることと、新しい有効成分の発見が困難であることに起因しているといえる。
今回EUで承認されたレヴィソルは、「耐性菌と闘い農業経営を最適化するための革新的で高性能なツールを、欧州および世界中の生産者に届けるための重要なマイルストーンとなる」と同社は語っている。
BASFはまず、欧州の全耕作地の50%以上を占める最も重要な畑作物である穀物向けの製品登録を申請した。レヴィソルは小麦の葉枯病やさび病、大麦のラムラリア菌など重大な病気に高い効果を発揮する。穀物向けのレヴィソルをベースとした製品は、国の認可を経て2020年シーズンに向けて2019年に発売される予定だ。
今後、アブラナ、トウモロコシ、果物、ブドウ、野菜など他の重要な作物における製品登録も行う予定。
レヴィソルは欧州以外にも、アジア太平洋地域と南北アメリカにおいて、40種以上の農作物への製品登録を申請している。有効成分は、世界中の生産者が様々な栽培条件下で作物をより効果的に保護できるように、カスタマイズされた処方で利用できるようになる。
(関連記事)
・持続可能な農業のためのイノベーション BASF(19.03.15)
・BASFが新規殺菌剤販売 「アクサー(R)フロアブル」と「イントレックス(R)フロアブル」(19.01.29)
・スマート農業 小規模・中山間にも導入を BASF(19.01.25)
重要な記事
最新の記事
-
埼玉県内で鳥インフルエンザ 国内11例目2024年11月25日
-
【JA部門】全農会長賞 JA山口県 「JAならでは」の提案活動で担い手満足度向上 TAC・出向く活動パワーアップ大会20242024年11月25日
-
5年ぶりの収穫祭 家族連れでにぎわう 日本農業実践学園2024年11月25日
-
鳥インフル 米イリノイ州、ハワイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月25日
-
「JA集出荷システム」と生産者向け栽培管理アプリ 「AGRIHUB」をシステムで連携 農業デジタルプラットフォームの構築目指す JA全農2024年11月25日
-
卓球世界ユース選手権 日本代表を「ニッポンの食」でサポート JA全農2024年11月25日
-
佐賀県産「和牛とお米のフェア」みのる食堂三越銀座店で開催 JA全農2024年11月25日
-
JA全農×農林中金「酪農・和牛の魅力発信にっぽん応援マルシェ」新宿ルミネで開催2024年11月25日
-
EXILE NESMITH監修 くまもと黒毛和牛『和王』の特別メニュー提供 JA全農2024年11月25日
-
「第1回全国冷凍野菜アワード」最高金賞のJAめむろなど表彰2024年11月25日
-
「熊本県産和牛とお米のフェア」大阪の直営3店舗で12月1日から開催 JA全農2024年11月25日
-
都市農業・農地の現状と課題 練馬の野菜農家を学生が現地調査 成蹊大学2024年11月25日
-
食育イベント「つながる~Farm to Table~」に協賛 JQA2024年11月25日
-
薩州開拓農協と協業 畜産ICT活用で経営の可視化・営農指導の高度化へ デザミス2024年11月25日
-
「ノウフクの日」制定記念イベント 東京・渋谷で開催 日本農福連携協会2024年11月25日
-
省スペースで「豆苗」再生栽培「突っ張り棒」とコラボ商品発売 村上農園2024年11月25日
-
在ベトナム農業資材販売会社へ出資 住商アグロインターナショナル2024年11月25日
-
楽粒の省力検証 水稲除草剤の散布時間の比較 最大83%の時間削減も 北興化学工業2024年11月25日
-
【人事異動】北興化学工業株式会社(12月1日付)2024年11月25日
-
幼稚園・保育園など996施設に「よみきかせ絵本」寄贈 コープみらい2024年11月25日