予約登録米22万人を突破 パルシステム2018年7月5日
パルシステム生協連が、1993年の冷害による米不足を契機に95年から始めた「予約登録米」の登録者数が今年は22万人を超えた。
この「予約登録米」は、田植え時期に予約を募り、収穫後年間を通じて4週に1回、定期的に登録した銘柄の米が届けられるというもので、今年で23回目となる。不作や自然災害などで調達が難しくなったときでも、登録者を優先して届けられる安定した制度だ。
(写真)予約登録米
また、この予約登録米はすべて産直産地で生産された米で、化学合成農薬や化学肥料をできるだけ使用せずに栽培する環境保全型米づくりがされている。産者にとっては手間がかかる栽培方法だが、供給先と供給量が田植え前から約束されているので、安心して米づくりに取りくむことができる制度だといえる。
毎年、予約登録者数が増加しており、今回も予約登録人数が22万1156人(前年比102.5%)と5年連続で20万人を超えた。この人たちが1年間利用すると、重量は1万8489t(同102.0%)となり、年間消費量換算でおよそ33万人分となる(農水省「食糧需給表」による)。これを農地に換算すると約4000haになるという。
(関連記事)
・渋澤氏が専務理事に パルシステム総会(18.06.26)
・今年も「予約登録米」募集開始 パルシステム(17.04.12)
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