HACCPの制度化に対応 食品安全の人材育成を強化 麻布大学2021年6月25日
麻布大学（神奈川県相模原市）は、改正食品衛生法が6月1日から完全施行されたことに対応し、「HACCP（ハサップ）に習熟した食品安全の専門人材の育成を強化。食品安全研修を学科横断で展開し、社会人教育も推進する。
食品安全研修の様子
同大学の生命・環境科学部食品生命科学科は、国内の大学に先駆けて、第三者の専門機関の承認を受けた食品安全研修を2019年から実施。すでに2年間で、計144人が食品安全研修を修了し、卒業後は、食品関連業界や行政・自治体などの食の安全の分野で、即戦力として活躍している。また、農林水産省からの依頼で、ASEAN諸国におけるHACCP研修を2020年2月にベトナムを皮切りに実施し計39人が修了している。
食品安全研修の修了証
このほど世界標準の食品衛生管理手法であるHACCPが完全義務化となり、HACCPに沿った衛生管理の実施が食品等事業者に求められることから、今年度は、食品安全研修の一環であるHACCP管理論を学内の他学科の学生も広く受講できるように展開。学外からも社会人研修者を受け入れ、在学生と社会人併せて計110人での実施を目標に、HACCP人材育成を推進する。
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