「責任ある調達方針」策定 人権と環境への配慮を明文化 パルシステム連合会2024年2月27日
パルシステム連合会は、「パルシステム責任ある調達方針」を定め、環境に加え、組織風土として運用してきた人権への配慮を初めて明文化した。これまで培ってきた生産と消費の信頼関係をさらに高め、持続可能な社会の実現を目指す。
「パルシステム責任ある調達方針」は、生産者・取引先との対等なパートナーシップの下に築いてきた信頼関係を社会全体へ広げ、持続可能な調達活動を推進するため定められ、6つの視点から持続可能な調達活動を推進する。同会はこれにより、生産と消費をつなぐ心豊かな地域社会の実現をめざす。方針は、以下の通り。
(1)人権への配慮
国内法の遵守に加え、国際的な人権基準を尊重します。また、産地・取引先とサプライチェーン全体を通じた人権への配慮を徹底します。
(2)産直の推進
食料・農業政策、産直方針等に則り、資源循環型・環境保全型農業を実践した調達を追求します。
(3)安全・安心の確保
商品政策、水産方針、森林・林業方針、商品品質方針等に則り、持続可能な農畜水産業を広げながら、確かな品質を保証した安全・安心な商品の調達を推進します。
(4)環境への配慮
環境・エネルギー政策等に則り、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現に向けて、地球環境に配慮した運動を展開します。
(5)適切な情報提供
パルシステムグループの組合員ならびに役職員と学び合い、「責任ある調達」の課題に真摯に向き合います。また、社会的発信を行い、社会全体としての認知向上を図ります。
(6)公正な調達倫理
パルシステム行動規範等に則り、法令の順守、安全性や品質管理の徹底を重視し、公正な選定を行います。また、健全かつ公正な関係を保ち信頼関係を築きます。
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