「βラクトリン」の発見・事業化で「農林水産大臣賞」受賞 キリン、雪印メグミルク2024年11月28日
キリンホールディングスと雪印メグミルクは、「令和6年度 民間部門農林水産研究開発功績者表彰」(主催:農林水産省、農林水産・食品産業技術振興協会)で、「βラクトリン」の発見・事業化が「農林水産大臣賞」を受賞した。
キリンホールディングスの「βラクトリン」(左)と雪印メグミルクの「記憶ケア」
同表彰は、農林水産業とその他関連産業に関する研究開発のうち、民間が主体となって行っているものについて、優れた功績を挙げた個人または団体に贈られる。キリングループと雪印メグミルクは共に初の受賞となる。
「βラクトリン」は、キリンの独自の乳由来ペプチドで、キリンホールディングスの脳科学の研究において、協和キリンとの連携の成果として発見された。加齢に伴って低下する記憶力の維持に役立つ乳由来の機能性食品素材で、サプリメント、乳飲料、ヨーグルトなどに配合。機能性表示食品としてキリンホールディングスと雪印メグミルクから商品が発売されている。
今回は、「認知機能維持に繋がる乳由来βラクトリンの発見と事業開発」の業績で受賞した。受賞のポイントは、キリンホールディングスの研究開発で、認知機能維持に繋がる乳由来成分「βラクトリン」を世界で初めて発見し、特許取得、エビデンス構築を行ったこと。また、超高齢社会における健康課題解決に向け、取得特許のライセンスによる連携で、キリンホールディングスと雪印メグミルクが機能性表示食品として実用化し、エビデンスに基づいた社会実装を行ったことが評価された。
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