ウンシュウミカンに生活習慣病予防効果 農研機構ほか2016年3月30日
農研機構果樹研究所は3月23日、ウンシュウミカンに含まれるβークリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、生活習慣病になりにくいことを公表した。
同研究所は、浜松医科大学と浜松市(旧三ケ日町)と合同で、2003年度から栄養疫学調査を行っている。1073人を対象に10年間の追跡調査を行った結果、βークリプトキサンチンを多く含むウンシュウミカンを摂取すると2型糖尿病などの生活習慣病の予防に役立つ可能性があることがわかった。
現在、JAみっかびのウンシュウミカン「早生」「青島」は機能性表示食品として発売されている。これは今回の発表と同じβ‐クリプトキサンチンが骨代謝の働きを助け、骨の健康に役立つことがわかったためだ。
今回の研究により今後はウンシュウミカンのさらなる機能性表示の拡大と消費拡大が期待されている。
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