は種作業時間半減 飼料用トウモロコシ 「耕うん同時は種法」開発 農研機構2016年2月19日
農研機構は2月1日、飼料用トウモロコシのは種作業時間を半減する技術を開発したと発表。飼料二毛作体系における作業時間を半減し、は種作業コストを8%削減する「耕うん同時は種法」。
夏作の飼料用トウモロコシと冬作のイタリアンライグラスの二毛作は、関東以南の酪農現場で、土地生産性が高い飼料生産方法として広く採用されている。
しかし、イタリアンライグラス収穫後は株や根が残り、飼料用トウモロコシのは種作業をするためには土壌の耕起などの耕うん作業に多くの工程が必要で、省略化が課題だった。
そこで農研機構は、イタリアンライグラスの収穫跡地で土壌の耕うんと種まきなどを1工程で行う飼料トウモロコシの「耕うん同時は種法」を開発した。この方法は、簡易耕のための縦軸型ハローと整地のためのパッカーローラ、真空は種機を一体化してトラクタで牽引する。
これにより、慣行の耕起は種法と比べ、作業時間を58%、は種作業コストを8%削減でき、同等の乾物収量が得られる。
また100kWクラスの大型トラクタを使うため、都府県で40ha以上のほ場を受託するコントラクターや大規模な飼料作物生産者におすすめとしている。
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