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低コスト大規模水田輪作体系の実証報告会開催 農研機構2016年2月2日

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 農研機構東北農業研究センタ ーは2月10日、平成26年度から27年度まで行っている「東北日本海側多雪地域における畜産との地域内連携を特徴とした低コスト大規模水田輪作体系の実証」の平成27年度青森県現地成果報告会 を青森市で開く。

 同現地実証試験は、青森県つがる市と秋田県能代市、山形県酒田市で行っており、農林水産省が行う 「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業(うち産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立) 」 の一環。東北日本海側の多雪地域における農業の振興のため、生産コスト4割削減、耕畜連携による地域内連携の実現、生産管理の効率化による収益率の向上を目指している。
 今回、青森県つがる市の現地生産者などが参加し、平成27年度に得られた試験研究結果の報告を行う。
【開催概要】
◎日時:2月 10日 (水) 9: 00~12: 00
◎場所:青森国際ホテル(青森市)
◎参加費:無料
◎内容
・研究成果の紹介
1) 水稲直播等を核とし収益性を確保する省力低コスト水田輪作体系の実証
「V溝乾田直播、 鉄コーティング湛水直播による省力低コスト水稲生産」青森県産業技術センター農林総合研究所 作物部 石岡主任研究員
「狭畦密植とFOEASを組み合わせた大豆の安定多収技術」青森県産業技術センタ ー農林総合研究所 作物部 佐々木研究員
「うね内部分施肥による枝豆の安定生産」同佐々木研究員
2) 飼料米等を活用した畜産との地域内連携を促進する地域営農システムの実証
「飼料用米の養鶏への提供による連携」青森県産業技術センタ ー農林総合研究所 作物部 石岡主任研究員
「ペレット堆肥(鶏糞) の施用」同石岡主任研究員、佐々木研究員
3) 大規模水田農業におけるICTを活用した栽培管理・経営管理支援技術の実証
「GoogleMap利用等による気象情報に基づく栽培管理技術」石岡主任研究員
・他県での主要な取組結果について(秋田県、 山形県の状況説明を含む)農研機構東北農業研究センタ ー 持田上席研究員
◎参加申込:参加申込書を2月8日までにファックスまたはメールで東北農業研究センタ ー情報広報課に送る。
<申込先>
農研機構東北農業研究センタ ー 情報広報課
TEL: 019-643-3414、FAX: 019-643-3588、E-mail: www-tohoku@naro.affrc.go.jp

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