静岡でカンキツ産地改革フォーラム開催 農研機構2016年1月26日
農研機構は2月26日にグランシップ静岡(静岡県静岡市)で攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術体系の実証研究成果を紹介する「カンキツ産地改革フォーラム」を開く。
カンキツ類産地では生産者の高齢化を背景に、新たな担い手の確保と経営規模拡大を図るため、マルドリ方式・ICT などを活用した省力的な高品質カンキツ安定生産技術体系とその実現のための傾斜地園地整備技術の実証を行い、担い手の育成などを進めてきた。フォーラムではこの取組みについて紹介していく。
会場ではポスター・資材等展示による研究成果の紹介も行われる。フォーラムは13時から。
【開催概要】
◎日時:2月26日(金曜日)9時 ~ 15時30分
◎場所:グランシップ静岡 中ホール(静岡県静岡市)
◎対象:生産者、生産者団体、行政・普及機関、関連企業、試験研究機関、その他
◎定員:800人(先着順。団体で申し込む場合は事前に予定人数を知らせる)
◎参加費:無料
◎内容(敬称略)
・基調報告「産地力強化を支援する生産技術体系-革新的技術(カンキツ)コンソーシアムで取り組んだ実証の概要-」 農研機構近畿中国四国農業研究センター傾斜地園芸研究領域 上席研究員 根角博久
・技術紹介
1.高品質安定生産を産地単位で目指すための ICT 技術
「アメダスデータから園地ごとの栽培環境を推定する『園地環境推定システム』」 (株)ビジョンテック鳥取出張所 所長 岡田周平
「カンキツ栽培を事例とした産地コミュニティーを支援するICTシステム」 NEC ソリューションイノベータ(株) 統括マネージャー 神谷俊之
2.マルドリ方式と簡易な指標を用いて高度な栽培管理を実現する技術
「カンキツの高品質生産のための土壌乾燥指標となる『簡易土壌水分計』」 農研機構近畿中国四国農業研究センター水田作研究領域 上席研究員 黒瀬義孝
「養分の吸収状況を管理に活かすための簡易栄養診断技術」静岡県農林技術研究所果樹研究センター生産環境科 科長 吉川公規
「マルドリ方式栽培による高品質安定生産の実証(愛媛県の事例)」愛媛県農林水産研究所果樹研究センター栽培開発室 主任研究員 三堂博昭
「マルドリ方式栽培による高品質安定生産の実証(三重県の事例)」三重県農業研究所紀南果樹研究室 主幹研究員 須崎徳高
「技術体系の活用による収益性向上のためのポイント」農研機構近畿中国四国農業研究センター傾斜地園芸研究領域 上席研究員 棚田光雄
・講演「β-クリプトキサンチンの研究成果を機能性表示食品につなげる」農研機構果樹研究所カンキツ研究領域 上席研究員 杉浦 実
・特別報告「国内初・機能性表示みかんの供給に向けた産地の挑戦」三ケ日町農業協同組合 代表理事組合長 後藤善一
◎参加申込:2月15日までに参加申込書に必要事項を記入のうえ、電子メール、Fax、郵送のいずれかで申込先に送る(定員になり次第、締め切る)。
<申込先>
1)電子メール: 農研機構該当ホームページより申し込む。
2)Fax: 0877-63-1683
3)郵送先: 〒765-8508 香川県善通寺市仙遊町1-3-1
革新的技術(カンキツ)コンソーシアム事務局(農研機構近畿中国四国農業研究センター)
<問い合わせ先> 革新的技術(カンキツ)コンソーシアム事務局(農研機構近畿中国四国農業研究センター) Tel: 0877-62-0800(代)、 0877-63-8147(直)
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