熊本地震農業被害からの復旧・復興技術情報 農研機構2016年6月20日
農水省は農研機構と協力し、熊本地震で被災した農業現場が直面する作付計画の変更などの問題解決に活用できる技術情報を「平成28年の熊本地震農業被害からの復旧・復興のための参考情報」として取りまとめ、農研機構ホームページ内に公開した。
この参考技術情報は、農水省が収集した被災地からのニーズと農研機構が過去の震災対応等で蓄積してきた技術シーズをマッチングさせて作成されている。
公開されている情報は以下の通り。
1:農地・施設の復旧・整備技術情報
・省力施行が可能な基礎杭を利用した園芸用ハウス補強技術
2:作物(水稲、麦類、大豆、果樹等)
・水稲の晩植栽培
・排水不良ほ場での大豆の出芽不良を低減する技術
・麦・大豆栽培等における高速で省力的な播種技術
・「みはや」の早期成圏化と高品質果実安定生産技術
3:畜産・飼料作関係の技術情報
・太陽光発電を活用した家畜飲水の自動供給システム
・夏季に栽培できる飼料作物の播種晩限
・飼料用トウモロコシの播種遅れに関する留意点
・晩播・夏播きにも適する飼料用トウモロコシ「スノーデントおとは」
・雑草に強く管理が容易で作付けしやすいスーダングラスの栽培技術
・乾燥調製が不要な籾米サイレージ調整技術
・堆肥舎が使用できない場合の堆肥の一時保管方法
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