夏秋栽培向き晩成トルコギキョウ3品種を発売 サカタのタネ2017年12月25日
サカタのタネは、夏から秋にかけての高温期に栽培しやすい晩成のF1トルコギキョウの3品種「ロジーナ(3型)レッド」「同スノー」「オーブ ブルーピコティー」を開発、12月中旬より種子とセルトップ苗の販売を開始した。
トルコギキョウの栽培では、8~9月出荷(寒冷地、高冷地向け)と、9~10月出荷(温暖地向け)での作りやすさが重視されている。今回開発された3品種は、高温期の栽培で問題となる花色の劣化や花形の乱れなどが少なく、高品質な切り花を収穫できる。
「ロジーナ(3型)レッド」は、鮮やかで明るく、濃い赤色が特徴で、花の色があせやすい夏場でも発色が良好だ。
「同スノー」は、純白色で暑さに強く、高温期でもよく分枝して花首がしっかりしているため、高品質な花を採花できる。「同レッド」と合わせ紅白の組み合わせにすることで、秋のブライダルシーンや生花専門店での利用拡大が期待できる。
「オーブ ブルーピコティー」は、はっきりとした青色の覆輪が特徴の、中大輪八重咲き種で、特に寒冷地での夏秋出荷に向いている。
(写真)ロジーナ(3型)スノー
「ロジーナ(3型)レッド」「同スノー」の希望小売価格は、ペレットシード1000粒入りで4000円(税別)、セルトップ苗は406穴、保証本数350本で7350円(税別)、「オーブ ブルーピコティー」の希望小売価格はペレットシード3000粒入りで9000円(税別)、セルトップ苗は406穴、保証本数は350本で7350円(税別)。いずれも全国の種苗店、JAルートを通じて販売される。
(写真)ロジーナ(3型)レッド、オーブ ブルーピコティー
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