小型・低価格のフルカラー光選別機「ピカ選MASTER」 サタケ2015年11月20日
(株)サタケは、米穀小売店・精米工場小口ライン向けに、小型・低価格のフルカラー光選別機「ピカ選MASTER」を開発し、11月2日より販売を開始した。出荷は12月1日から始まる。
サタケは2009年に稲作農家向け光選別機「ピカ選」シリーズを開発して以来、10年には精米工場・乾燥調製施設向けの「ピカ選GRAND」、14年には多様な原料に対応した「ピカ選α(アルファ)」を開発するなど、さまざまなニーズに対応した光選別機を提供してきた。
一方で、米穀小売店や精米工場の小口ラインにフィットする、小型・低価格の光選別機が求められてきた。
このたび開発された「ピカ選MASTER」は、全高1メートル78センチのコンパクトな光選別機だ。
従来機(サタケカラーマスターGSシリーズ)からの更新の際にも、タンクや昇降機などの付帯設備工事を最小限に留め、導入コストを抑えることができる。
シュート部には、全面U溝シュートを採用し、原料の流路を制限することで、不良品除去時の良品巻き添えを低減できるため、1次選別のみの仕様ながら、高い歩留りを実現した。2次選別を省いたことで、構造がシンプルになり、本体価格を低く抑えることができた。
また選別部には、ピカ選シリーズで定評のあるフルカラーカメラを採用。色差の小さい不良品や異物も、高精度に選別・除去できる。
対象原料は、うるち白米・玄米と、もち白米・玄米で、時間当たりの処理能力は、0.3トンから1.7トンまでと、幅広く対応する。
メーカー希望小売価格は300万円(税別)、年間販売目標は300台。
○「ピカ選MASTER」に関する問い合わせは、(株)サタケ システム企画室TEL:082-420-8549まで。
(写真)ピカ選MASTER
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