九鬼肥料の28銘柄で法違反を確認 農水省2015年12月18日
農水省は、三重県四日市市に本社を置く九鬼肥料工業(株)の生産した肥料のうち28銘柄に、原料の種類の記載不適正など法違反があることを12月17日明らかにした。
これはJA全農が太平物産問題を契機に実施している肥料品質管理実態に関する調査による疑義情報に基づいて、農水省が肥料取締法に基づいて農林水産消費安全技術センター(FAMIC)に立入検査を指示。この立入検査で判明したもの。
FAMICは九鬼肥料工業の13工場への立入検査を実施、うち7工場で肥料を生産していることを確認。それらの工場で、肥料の包材(肥料袋)が確認された452銘柄を検査した。
その結果、28銘柄で、「製造設計書の内容と異なる製造指示書に基づき、肥料を生産していたことによる、原料の種類の記載不適正等の法違反が確認」された。残る424銘柄については違反は確認されなかった。
銘柄別の結果詳細は下記で確認できる。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/pdf/151217-01.pdf
(関連記事)
・会社ぐるみの不正行為と断定 全農 太平物産「調査報告書」 (15.12.15)
・肥料の製造工程に踏み込んだ品質管理態勢を構築 (15.12.14)
・肥料製造2社で不適正表示 農水省・全農 (15.12.07)
・太平物産の肥料問題 農林水産省 (15.11.24)
・太平物産(株) 肥料の含有窒素量など公表 JA全農 (15.11.20)
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