花もち2倍 リンドウ「クラリナ サファイア」 サカタのタネ2016年9月20日
(株)サカタのタネは花が閉じにくく花もちに優れたリンドウ「クラリナ サファイア」を開発。9月下旬から栃木・秋田・山形県の生産者らが関東方面市場を中心に試験的な出荷を始める。
リンドウはお盆や秋の彼岸シーズンの需用が多く、和花のイメージが強い。
従来品種は、気温が低いと花が一日中閉じていたが、「クラリナ サファイア」は開花状態が持続する。花もちにも優れ、従来品種では10~14日の開花期間が、「クラリナ サファイア」だと約23日まで咲き続ける。
リンドウの出荷が彼岸のころにピークを迎えるが、残暑の影響で花もち低下のリスクが生じる。同商品は生産・流通・小売・消費者に貢献できる品種であるとし、同社は和花のイメージから洋花へとつなげ、秋のブライダルなどでの新たな需要が見いだせるとしている。
(写真)「クラリナ サファイア」
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