第２四半期累計の売上高は723億6800万円で前年同期比４％減だったが、営業利益は26億3600万円で同15.1％増、経常利益は24億3600万円で同38.2％増と、減収増益となった。1株あたりの四半期純利益は7.87円。
　国内売上高は610億6100万円で同7.9％減だったが、海外売上高は113億700万円で同23.7％増と大きくのびた。
　国内ではトラクター、耕うん機などの整地用機械が170億8500万円で同6.9％増とのびた一方、田植え機など栽培用機械は72億6300万円で同14％減、コンバインなどは63億9300万円で同15％減と落ち込んだ。東日本大震災の影響で東北地区の売上が減少したことなどが要因。
　海外で売り上げがのびた要因は、中国政府が補助金を出して農業機械化をすすめていることなどを背景に、同国での田植え機などの販売が増えたため。海外向けのトラクター、耕うん機などは62億4000万円で同6.2％増、田植え機などは41億5400万円で同125.4％増と２倍以上増えた。
　また、通期の業績予想を一部修正した。売上高を前回発表時の1470億円から25億円減らし1445億円とした。要因は為替動向など。同社は下期の為替レートを米ドル75円、ユーロ105円と想定している。売上高以外の修正はなし。

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