売上高は280億5000万円で前年同期比9億3400万円(3.4%)増、営業利益は23億6600万円で同5100万円(2.2%)増、経常利益は29億4800万円で同2億1200万円(7.8%)増となった。四半期純利益は土地賃貸契約解除による補償金があり特別損失が減ったことから21億1000万円で同3億7800万円(21.8%)増だった。
農薬など化学品の売上高は259億6300万円で同2.9%増。国内の農薬販売では、水稲用除草剤ピリミスルファン(「ベストパートナー」、「ヤイバ」、「マイウェイ」など)や「トップガン」、園芸用殺菌剤「プロポーズ」、殺虫剤「コルト」が前年同期比を上回ったほか、水稲用箱処理剤イソチアニル(「ツインターボ」など)が伸びた。
海外では昨秋から豪州で販売開始した畑作用除草剤ピロキサスルホン(現地での商品名「SAKURA」)が順調だった。
農薬以外の事業も売上高は前年比増となっており、賃貸事業では23年9月から始めた静岡市の店舗賃貸料が増えたほか、化学物質等計量事業では放射能検査の受注が増えるなど好調だった。
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