用途別出荷量では、果樹用が1万8816t,klで前年に比べて微増、その他用(非農耕地・林野・芝・ゴルフ場・家庭園芸)が1万8617t,klで同1.5倍となった以外は、水稲用、野菜・畑作用ともに同2%ほどの減だった。一方、出荷金額はすべての分野で前年を上回った。
剤型別では、殺虫殺菌混合剤が数量2万1334t,klで同10.6%増、金額358億円で同6.2%増だった。水稲用は前年とほぼ同じだったが、果樹用が数量、金額ともに同1.5倍、その他用が約5倍と増えている。
そのほか、除草剤、殺虫剤は数量、金額ともに前年比増、殺菌剤は数量が同8%減、金額が同1.2%減、植物調整剤は数量が同15.6%減、金額が同8.3%減と大きく落ち込んだ。
殺菌剤の出荷量は、果樹用で前年比2%ほどの減だったが、水稲用、野菜・畑作用では前年に比べて1割ほど減っている。
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