使用用途別の数量では野菜・畑作用が6万8604t,klで前年に比べて2.6%減、水稲用が6万4598t,klで同1.4%減だった。果樹用はほぼ前年並み。金額では上記の3つの使用分野はすべて前年に比べて2%ほど上回った。その他(非農耕地・林野・芝・ゴルフ場・家庭園芸)向けの薬剤は、数量で前年に比べて1.5倍、金額で約1.2倍と引き続き好調だ。
剤型別では、殺虫殺菌混合剤が前年に比べて数量で12%増、金額で6.5%増だった。水稲用はほぼ前年並みだが、果樹用が数量、金額ともに1.5倍以上、野菜・畑作用がともに1.2倍ほどと大きくのびている。
一方、殺菌剤は数量が同8.5%減、金額が同0.9%減と前月に引き続き落ち込んでいる。数量は果樹用がほぼ前年並みだが、水稲用、野菜・畑作用がともに10%ほどと大きく減った。
除草剤、殺虫剤は数量、金額ともに前年に比べ3〜5%ほど増えた。
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