7月には小水力発電システム「VORTEX」でオーストリアの会社と、また9月には温泉熱や工場の廃熱を利用したORC(オーガニック・ランキン・サイクル)発電と小水力発電でドイツ社と、そして10月には木質バイオマス発電システムで同じくドイツ社と販売契約を結んだ。
これにより幅広い分野の自然・再生可能エネルギー発電システムを提供できるようになったと同社はいう。
全国的に販売代理店と製造業者を募り、発電事業を考えている地方自治体や企業に向けて最適な発電方法を提案していきたいとのことだ。
10月からは東京都千代田区に東京支店を開設している。
「篠田」は道路標識やガードレール、土木資材の販売、施工を手がけている。今年は創業百周年だが、株式会社設立は昭和60年。年商74億円(平成24年5月期)。
なお小水力発電は地域密着の事業で、戦後の一時期は全国的に増えたが、今は減少し、JAの関わっている事業も少ない。しかし震災以後は大きく風向きが変わってきている。
(関連記事)
・メガソーラー用に保有地を貸与 電気化学工業が北海道で (2012.11.05)
・県大会で再稼働反対を決議 JAグループ茨城 (2012.10.30)
・砂糖収量の大幅増が可能に 生産性高める世界初の技術開発 アサヒグループと農研機構 (2012.10.19)
・再生可能エネルギーに挑戦するドイツの協同組合―第3回 (2012.03.30)