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【農研機構】
農産物は機能性・安全性が求められる時代に 農研機構が国際シンポジウム

 農研機構では、農産物や食品による生活習慣病などの予防や疾病リスク軽減の研究も行っている。11月14日には、東京都内で国際シンポジウム「農産物・食品の健康機能性の予防医学への展開」を開いた。

農産物の機能性・安全性の重要さを説明する米山氏 農研機構の米山正克副理事長は開会のあいさつで、「農業革命は、1900年代半ばの“緑の革命”に始まり、今は“食の革命”の時代になった。高い生産性を追求するだけではなく、安全で、機能的で、おいしい農産物が求められている」と現状を分析し、これからの農産物は、いま以上に機能性や安全性の重要性が増すだろうと指摘した。
 シンポジウムでは、国内の農業研究者だけでなく、アジア、米国の医学研究者らが発表。農産物・食品によるアンチエイジング、ITを活用した精密農業によるアグロメディカル・フーズの生産、機能性農産物の最新の分析方法などが紹介された。
 農研機構では、今後も信頼性の高い分析方法を開発するとともに、高機能性農産物を開発し国内外に提供していきたいとしている。

(写真)
農産物の機能性・安全性の重要さを説明する米山氏


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