ビクトライス社は、カンボジアで精米した香り米を、フランスを中心に欧州へ輸出販売している。これまでは、自社で精米設備を保有せず、輸出販売のみを行ってきたが、今夏、輸出拡大と収益向上のため、自社で精米加工する方針を打ち出した。サタケは同社の大型精米プラントを受注、10月30日契約に至った。
本プラントの建設にあたりビクトライス社は、タイなどの精米プラントを視察し、精米品質の高さや安定性などからサタケを選定した。
本プラントは、籾から玄米にした後に精米する籾摺精米プラントで、毎時20トンの籾を処理する能力を備えている。2013年5月に工事を開始し、同年9月の竣工・稼働開始を予定している。契約金額は300万ドル。
同社は1〜2年後の増設も計画しており、さらなる拡販に意欲を見せている。なおサタケは、これまでカンボジア国内に10ヵ所以上の精米プラントを建設している。
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プラントの主力機種(左から)もみすり機、研削式精米機、光選別機
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