山本とサタケは、2009年に締結した包括的提携契約に基づき、2011年10月に新型遠赤外線乾燥機「ソラーナ・ネックス・グランド」(サタケブランド名)を共同開発した。この乾燥機は、従来機に比べコストパフォーマンスに優れていることから、市場で大きな反響を得た。
今回は共同開発の第二弾として、「ソラーナ・ネックス・グランド」シリーズに新機種(LPタイプ)を追加するとともに、従来のCPタイプに張込量自動検知機能を追加したマイナーチェンジ機種(CP2タイプ)を発表した。
また共同開発で培われたノウハウを活かし、サタケオリジナルの新機種(MPタイプ)も併せて発表、シリーズの拡充を図った。
LPタイプはシリーズ最大処理量の乾燥機で、60石・65石の2機種。CP2タイプは従来通り30石〜55石の6機種。MPタイプは30石・35石の2機種で、機能はCP2と同様だが求めやすい価格設定になっている。
発売は2011年11月1日、出荷開始は2013年1月。共同開発機種は同石数、同価格で、山本、サタケがそれぞれのブランドで販売する。
価格は、新機種SDR30MP(30石タイプ)で168万円、SDR35CP2(35石タイプ)が191万1000円(共に税込み)。
(関連記事)
・モンデニッシンから製粉プラント増設工事受注 サタケ (2012.09.12)
・「小ロット醸造精米機」を新発売 サタケ (2012.06.28)
・サタケ初の小型電気乾燥機 「ソラーナCUBE」を新発売 (2012.06.01)
・省エネと安定乾燥を追求 次世代型乾燥機ネックスシリーズ 山本製作所、サタケ (2011.11.11)