2009年に新発売したピカ選は、フルカラーCCDカメラを搭載して高精度な選別能力と低価格を両立させた。ピカ選は市場で高く評価され、発売開始3年でシリーズ累計5000台を突破したヒット商品となった。
このたび、ピカ選シリーズ(1トン、2トン、3.2トンタイプ)に、小流量対応型の「ピカ選mini」を新開発し、シリーズの充実化を図った。
「ピカ選mini」は、玄米で毎時0〜720kg、白米で0〜800kgの処理能力があり、2.5〜3インチクラスの籾摺玄米調製ラインや、7馬力クラスの業務用精米機ラインの白米選別に適応する。
同社では、米供出農家のほか、白米小売りを行っている産直農家や個人米穀店などが主なユーザーになるものと考えている。
「ピカ選mini」にも、クラス初のフルカラーCCDカメラを搭載しており、モノクロカメラでは困難な微妙な色合いの差を判別する。また張込ホッパ、張込昇降機、集塵装置が本体に組み込まれた一体構造なので、面倒な付帯工事が不用だ。
メーカー希望小売価格(税込)は、コンプレッサなしのタイプ(型式:FGS-500)が176万4000円、コンプレッサ内蔵タイプ(型式:FGS-500C)が197万4000円。初年度販売目標は300台。
11月1日より販売を開始した(出荷開始は12月)。
「ピカ選mini」に関する問い合わせは、(株)サタケ広報室(TEL:082-420-8501)まで。
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