今回のアグリンピックには、関東・甲信越・東北エリアから、宮城・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・長野・新潟・静岡の11都県の全農都県本部や経済連が協賛、特設会場には各都県本部管内の70JAから、のべ2600人を超すJA組合員、職員が来場した。
各展示コーナーでは、農業機械を、見て、触れて、試乗しての大実演会がおこなわれた。新たな試みとしては、これまでは機種別展示だったが、農作業別の展示に切り換えたことだ。これは、実際に作業する生産農家の立場に近づいて、農業機械を提案しようとするものだ。
会場に設けられた、畝作り・土作り、育苗・移植、管理・防除、収穫、調整・運搬・保管、営農、メンテナンス、農作業安全、などの各コーナーでは、協賛会社31社を含め、約200機種の最新農機の実演や、性能の説明、技術解説などがなされ、盛況だった。
主催者を代表し、JA全農生産資材部農業機械課の山中嗣貴副審査役は「これほど多くの農機を見て触れる機会は少ない。この催しは、農機の国内トップメーカー、クボタの協力で実現した。全農はこれからも地域営農と担い手農家を支援していく」とあいさつした。
希望者には、クボタ筑波工場の見学会も行われた。自動車メーカーの生産ラインと比べても、見劣りしない農機の組み立てラインを見学して、同社農機の技術・品質の高さを実感した人も多かったようだ。
(写真)
上:迫力ある農機の実演など
下:JA全農の山中嗣貴氏
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