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【三菱樹脂】
水路を緑化するブロックマット 三菱樹脂

 三菱樹脂は水田周辺の水路を緑化し、メダカやカエルなどの生きものが棲みやすい環境を整える新型のコンクリートブロックマット「ゴビマット水辺緑化型」を開発し、12月21日から全国販売した。

ゴビマット水辺緑化型の敷設イメージ 同社の「ゴビマット」は、河川の護岸浸食を防ぐ資材として広く利用されている。
 新発売の「ゴビマット水辺緑化型」は、コンクリートとポリプロピレン製不織布のフィルターシートを一体化したもの。ブロックの隙間などに植物が植えられるようになり、メダカ、カエル、魚、昆虫などが棲みやすい環境を整えることができる。水田周辺の水路整備と環境保全を同時に実現できる新資材だ。
 平成20年から宮城県で試験的に敷設したところ、ブロックマットの間から生えた植物にメダカが産卵するなどの効果が確認された。
 また、通常のコンクリート製排水溝と異なり、土を掘り起こしたり埋設するなどの手間が必要なく、水路に直接敷設し底と左右の3点を杭で固定するだけで施工完了となるため、低コストで簡単に敷設できるのも大きな特徴だ。
 標準サイズは幅1600mm、長さ6000mm、厚み55mmで、参考価格は1平方mあたり7000円。
 問い合わせは三菱樹脂販売東北支店(TEL:022-261-2315)まで。

(写真は敷設のイメージ)


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