今回の見通しでは、7〜9月期以降はプラス成長に戻るものの、▽サプライチェーンの大規模な寸断、夏場の電力不足に伴う節電努力、▽第二次補正予算の後ズレなどを踏まえると、国内景気は停滞し、復興需要による景気回復は年度下期以降になるとしている。
その結果、11年度のGDP成長率は0.0%と予測した。
12年度は、復興需要が継続し回復基調が続くとして、GDP成長率は2.6%と潜在成長率を上回ると予測している。
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