会議はフレッシュミズの活動や課題を共有し、活性化を図ることを目的とし、フレッシュミズ組織の代表や部会長ら20人が全国からが集まった。東日本大震災の影響により東北からの参加者は北海道と青森のみで、昨年より少ない参加人数となった。
開会のあいさつでフレッシュミズ理事の大平恵美さんは「活動を通して知り合った東北の人からは報道されていないひどい状況をメールで聞いている。フレミズとしてもう少しがんばってやっていかないといけない」と話した。
来賓の川【崎】央子・JA女性協議会理事は「今回の地震や原発事故で何を信じて農業や食を守っていけばよいか不安を感じる。私も栃木県なので全国の仲間から心配の声をもらい、全国組織の交流によって人と人とのつながりができ、いいことがたくさんあると感じている。命を守る産業を担う私たちが今、勇気を持って団結力を深めてやっていかなければならない」と述べ、JA全中の伊藤澄一常務は「今までにない厳しい環境だが、若い皆さんはそれをはねのけて自分の成長にもつなげていけるような力があると思う。力を合わせて進んでいきたい」とあいさつした。
1日目は「子育て世代における食の安全・安心について」をテーマにJA全中食農・くらしの対策課の石澤哲考査役が講義を行い、食の現状を説明し、子育て世代という立場から食の信頼を伝える役として地域の人とともに学び、伝えていってほしいと話した。
※【崎】の字は正式には旧字体です。
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