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無形文化遺産に「和食」の提案を決定

 文化審議会文化財分科会は2月17日、「和食;日本人の伝統的な食文化」をユネスコの無形文化遺産への提案候補にすることを決めた。これで国内の審査はほぼ通過したかたちとなった。

 4回の審議を経て昨年11月に固まったユネスコへの提案書の記載内容について、今回の分科会で提案候補として正式に承認された。
 国内審査はこれでほぼ通過したことになり、来月開かれる外務省、文化庁、農水省による無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議で事務的な調整を行い、政府として最終決定する。その後、提出期限となる3月末日までにユネスコに提出する。
 提案書の記載内容については、「和食」は「北海道から沖縄まで地理的条件や歴史的背景により、豊かな多様性を表して」おり、「ジャンルごとに中心となる地域がある」として、最終報告時よりも郷土料理など地域特性を強調する内容にした。

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