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配合飼料価格約900円値上げ  JA全農

 JA全農は、4〜6月期の配合飼料供給価格を1?3月期に対し、全国全畜種総平均トンあたり約900円値上げすることを決めた。

 全農によれば飼料情勢は以下の通り。
 トウモロコシのシカゴ定期は、12月中旬には6ドル/ブッシェル前後だったが、南米の高温乾燥懸念により1月上旬にかけて6ドル台半ばまで上昇。その後、1月12日に発表された米国農務省需給見通しで生産量が上方修正され一時6ドル前後まで下落したものの、南米の生産量見通しが下方修正されたことから上昇し、現在は6ドル台後半で推移している。今後は、米国の期末在庫率が低水準であることや、輸出需要が増加傾向にあることから、シカゴ定期は堅調に推移すると見込んでいる。
 大豆粕のシカゴ定期は12月中旬には310ドル/トン前後で推移していたが、南米の高温乾燥懸念により生産量の減少が見込まれて上昇し、現在は400ドル前後で推移している。国内産大豆粕価格は、シカゴ定期の上昇により値上がりが見込まれている。
 海上運賃は、米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃が12月中旬には60ドル/トン前後だったが、新造船が順調に竣工していることや中国が旧正月に入り船腹需要が減少したことから下落し、現在は50ドルを下回って推移している。


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