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24年産米の全国作況「102」と予想 米穀データバンク

 米穀データバンクは8月31日、同社の推計にもとづく24年産米の収穫予想を発表。全国作況を「102」の「やや良」とした。

nous1208070501.jpg 同社は都道府県別のの7月末までの気象データを同社の作況推計プログラムに投入して7月31日現在で推計した。
 地帯別の作況指数は、北海道、東北、北陸、関東、東海、近畿が102〜105の「やや良」、中国、四国が99〜101の「平年並み」、九州、沖縄が97〜98の「やや不良」と見込み、全国では102の「やや良」と予想した。
 水稲作付面積は、陸稲をあわせて153万2000haと推計。全体の予想収穫量は約827万tを見込んだ。23年産の生産量は813万tで同社の予想では約14万t増の見込みとなる。また、生産数量目標(793万t)対比では34万t増の見込みとなる。
 この予想収穫量に6月末現在の民間在庫182万tと政府備蓄米からの代替供給分4万tを加えた24/25年の供給量は1013万tと見込まれ、農水省の需要見通し798万tを差し引くと、来年6月末の民間在庫量は215万tとなり、同社は「やや過剰」の在庫とみている。

(写真はイメージ写真です)


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