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配合飼料供給価格 4350円値上げ  JA全農

 JA全農は9月21日、平成24年10〜12月期の配合飼料供給価格を、7〜9月期に比べて全国全畜種総平均で1トンあたり4350円値上げすると発表した。米国のトウモロコシ相場高騰の影響などを受けて大幅な値上げとなった。

 JA全農がこの発表にあわせて公表した飼料情勢は次の通り。

【飼料穀物】
 6月中旬までは1ブッシェル600セント前後だったが米国の記録的干ばつの影響などで7月20日には史上最高値を更新。9月20日現在でも、1ブッシェル800セントほどの水準になっている。
 9月12日に米国農務省が発表した期末在庫率は6.52%で、記録的な低水準となっている。

【大豆粕】
 中国需要ののびや南米での減産などにより、5月上旬から上がり始め、現在は史上最高値を更新して1トン590ドルほどとなっている。
 新穀の期末在庫率は史上最低水準の4.31%になっている。

【海上運賃】
 米国・日本間のパナマックス型海上運賃は、世界的な輸送需要の減少などを受けて1トン50ドルを下回って推移している。

【外国為替】
 米国の失業率の高止まり、欧州諸国の債務問題などの影響で5月下旬以降79円前後で推移している。
 米国、欧州、日本ともに景気回復には時間がかかると予想される。


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