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食料価格乱高下で国際社会が協調  閣僚級会合

 FAO(国連食糧農業機関)は食料価格の乱高下に関する閣僚級会合を10月16日にローマの本部で開催した。世界食料安全保障委員会(CFS)に参加する137か国が参加。日本からは郡司農相が出席した。

 郡司農相は食料安保確保のため▽持続可能な農業生産の増大と生産性向上が不可欠、▽多様な農業の振興と共存、責任ある農業投資の促進など重要性を主張したほか、市場の透明性向上のための農業市場情報システム(AMIS)の着実な実施、輸出規制など保護主義的な措置を控えることなどの必要性も訴えた。
 会合ではこれらの問題の重要性とともに、もっとも脆弱な人々への対応などに国際社会が協調して取り組むべきことが確認された。


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(2012.10.19)