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試験作付で除染の効果実証 全ほ場でセシウムが下限値未満 農水省がコメと野菜で調査

 農水省は農地除染の効果を「農地除染対策実証事業」による試験作付けで実証したと11月22日発表した。

 6月から10月まで水稲と野菜類の試験作付けを実施し、収穫物の放射性セシウム濃度を測定した結果、すべて検出下限値(13ベクレル/kg)未満だった。食品衛生法に基づく一般食品の基準値は100ベクレル/kgである。
 試験作付けは福島県の飯館村と川俣町の水稲4ほ場(約1.2ha)であきたこまち、ひとめぼれ、まいひめの3品種。また野菜類は1ほ場(0.1ha)でキュウリ、コマツナ、コカブなど8種類で行われた。
 作付けに際しては、表土削り取りにより、除染した農地に、客土、土壌改良資材の施用などの地力回復対策や、塩化カリの施用による放射性セシウムの吸収抑制対策を実施した。 なお同事業の結果に基づき同省は8月に「農地除染対策の技術書」などを公表した。

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(図表は農水省の発表資料より。クリックすると大きくなります)

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