キリンビールの同プロジェクトは東日本大震災の復興支援活動として3年間で約60億円を拠出し、(1)地域食文化・食産業の復興支援、(2)子どもの笑顔づくり支援、(3)心と体の元気サポート―の3つのテーマで取り組んでいる。
農機の贈呈は(1)の取り組みの一環。この日、JAおおふなと本店で開かれた贈呈式でトラクターや田植機など農機54台分となる購入資金7549万円が贈られた。
同JAでは取得した農機を有効に活用するため、6つの営農組織を共同利用の拠点とし必要に応じて運用できる体制を構築していく。また、農機流出などによって営農再開を踏みとどまっていた農家の後押しや営農コストの低減、労力の集約化をめざしていく。
購入される農機は同プロジェクトに協力しているJA全農が全国のJAグループなどに呼びかけ、中古農機のリユースなどを行ったもの。これまで被災地の営農再開に向け、岩手、宮城、福島の被災3県に贈られた農機支援金は5億2100万円で、その購入台数は356台となっている。
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農機の前で。JAおおふなとの菅生新一組合長(左から3人目)
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