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【データで見る小売業界 百貨店編】2011年9月

 日本百貨店協会は10月18日に9月の「全国百貨店売上高概況」を発表した。

 全国の百貨店の9月の売上高は4369億円強で、対前年同月比は▲2.4%(既存店ベース)と3カ月連続のマイナスとなった。
 協会によれば、3カ月連続のマイナスだが「減少率は2%台と小幅に収まっており、景気の先行き不透明感はあるものの、ここ数カ月の売上動向は比較的堅調に推移している」と分析している。
 9月は12号、15号と2つの台風が週末に重なったことや厳しい残暑が中旬まで続いたことから、例年本格展開がスタートする秋物衣料(衣料品▲2.5%)などの季節商材に動きがみられなかったことや、入店客数にも大きな影響を受けたことが売上減の要因とみられる。
 商品別に見ると、衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目が2カ月連続で前年よりマイナスとなっているが、食料品のうち「惣菜」だけは+1.8%と5カ月連続のプラスとなっている。
 9月の調査対象は、86社253店舗となっている。

月別売上高の推移

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