これによると10月の総売上高は7989億円で全店ベースでは前年同月比100.9%と前年水準を維持したが、既存店ベースでは98.7%と前年実績に届かなかった。
総売上のうち食品が82.9%、非食品が10.6%、その他が6.5%という構成になっている。
JSAによると、気温が高い日が続いたために、10月下旬から売り込みを強化する鍋物商材やホット商材が低迷したことや、台風と産地の冷え込みなどで果樹類・葉菜類の品薄と相場の高騰が影響し、販売にかなり苦戦したという。
そうしたなかで好調をキープしている惣菜は、「未だに震災の影響か、焼き鳥や唐揚げ、天ぷら、フライといった揚げ物などの調理品や即食商品が好調だった」という。
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